「単身者の住空間研究」空間提案


都市生活研究所と共同開発を行った「単身者の住空間研究」における空間提案です。

現在、全世帯の約1/3を占める単身世帯は、2030年には約37%となり、夫婦と子からなる世帯を大きく上回ると推計されています。これまで住宅一次取得層と呼ばれてきた30代の既婚世帯が減少し、単身で住宅を購入することが多いとされる40代単身世帯が増加することから、住宅購入者に占める単身世帯割合の増加が見込まれます。今後も増加が予想される30~50代単身者の賃貸・分譲集合住宅に焦点をあて、単身世帯が求める暮らしと住まいを明らかにしました。

出典:都市生活研究所「生活空間コンセプトvol.8 単身者の住空間研究」

私たちは、「30~50代単身男女のニーズをかなえる集合住宅」について、2つのタイプを提案しています。

 

賃貸・都心 ものづくりタイプ

ものづくりを楽しむ女性に向けた、コンパクトながら明るく、設備が充実した住まいです。

立地のイメージは、古くは問屋街で近年はアトリエや工房を構えてものづくりをする人が集まるクリエイティブエリアとなっている地区。そこに建つ小規模マンションの設定です。
下町の情緒があり、交通の便や買い物環境も良く暮らしやすいところです。

趣味を楽しんだり、人を招く場になる、土間のようなコンサバトリーが特徴。浴室が面する部分では、室内干しやバステラスとしても使えます。高さを抑えたキッチンユニットを中心にぐるりと生活スペースが展開します。プライベートな寝室は住戸の奥に配置しています。

1階の共用部には、近隣住民も使えるコワーキングスペースとセルフカフェ、DIY作業もできるファブラボを併設。趣味や仕事に役立つだけでなく、マンション住人と近隣住民の自然な交流をうながします。

 

分譲・郊外 自然共有タイプ

2・3階住戸と1階離れをセットで分譲。2・3階を自分のコンパクトな住戸とし、1階離れはお店を開いたり、賃貸として貸すこともできます。将来結婚したり、親と住むなど家族が増えたときにも1階の離れを活用できる、永住性と可変性のある住まいです。

立地のイメージは、緑豊かな環境に恵まれた東京近郊の街。計画的なまちづくりによる並木道や公園が多く、利便性の高さと閑静な住環境が人気の成熟した住宅地。高台から傾斜する景観が美しいエリアに建つテラスハウスです。

中庭の緑道は住民のためのプライベートパーク。住人と自然に顔見知りになれる、屋外の共用部です。草木を眺めながら散歩をしたり、ペットのグルーミングもできます。コンポストで作られた堆肥は屋上の畑テラスへ。災害トイレや備蓄倉庫など災害時に役立つ設備もあります。

1階は、離れ住戸。スケルトンで購入し、後から内装をしつらえるシステムです。
緑道に面する離れは、高齢の親の住宅などに最適。ほどよい距離の親子の近居ができます。
道路に面する離れなら、人に貸して店舗などにも。家賃収入も得られローンの助けにもなります。

2・3階はコンパクトなメゾネット。2階をダイニングキッチン、3階を寝室&浴室とし、階層でオンとオフを切り替える住まいです。各戸に門扉があり、広いバルコニーを通ってダイニングに入ります。植物を育てたり、お茶を飲んだり、アウトドアリビングとして楽しむことができます。メゾネットの上階は、プライベートな空間。ゴロゴロできるプライベートリビングと寝室、浴室がまとまり、身支度しやすい動線になっています。

 

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